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大雨災害から1か月 [大雨被害]

「とちぎうまれのおブスちゃん野菜の婚活プロジェクト」として
当初は、規格外野菜をもっと流通させて
農家を応援し、消費者も農業現場を知ってもらえばというつもりで
立ち上げました。



ところが
先月9月の9~10日にかけて、降った大雨は
いままできいたことのない「大雨特別警報」発令となり、

大きな被害をもたらしたのはご存じのとおりです。

政府は10月6日
激甚災害の「本激」に指定しました。

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今日は、小山市内でもまだ避難所(22名)を設けている寒川(さんがわ)地区に
行ってきました。

小山市西部のこのあたりです。


写真はクリックすると大きくなります。
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<泥水をかぶった大豆畑、収穫は放棄か?10月9日>

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<泥水をかぶった大豆、エダマメは大豆の若いのです。10月9日>

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<泥水をかぶってない大豆畑。10月9日>。

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<泥水をかぶった稲、一見大丈夫そう。10月9日>

写真はクリックすると大きくなります。
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<この橋の左(西)側が水没した。10月9日>

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<地上3メートルくらいまで泥水のきた痕が残る、生け垣。10月9日>

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<ハウスのほぼ天井まできた泥水の痕。10月9日>

当プロジェクト協力農家でもつぎのような被害を
受けています。

●梨農家、曽篠さん
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 梨が終わって、冬場に売る白菜等の野菜が全滅となった。
 播き直しをすると、本業の梨園の剪定(枝きり)作業などに
 影響でるため、今年は野菜は、あきらめた。
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<大雨の前に収穫終えた幸水、8月21日>
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<大雨にあたった「にっこり」9月20日>


●ナス農家、高科さん
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 ナス畑に泥水かぶり、根が急激に弱り、通常10月いっぱい採るナスが
 9月で終了となった。ほぼ1か月分減収。
 ナスのとなりの、植えたばかりのブロッコリ畑は全滅。
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<根っこに泥をかぶったナス、9月20日>

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<植えたばかりでほぼ全滅のブロッコリ、9月20日>

●白菜、とうもろこし、レタス、ナス農家のTさん(後ろ姿)
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 この時期のナスは3日に1回1トンのペースで採れるが、
 40か所ある畑の1割が水浸しになり、半分の500キロしか採れない。
 これから植える白菜、レタスも植えられない畑がある。
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<大雨のあとに植えていまは順調な白菜、10月2日>

●梨・ぶどう農家のTさん
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 一見、何の影響もなかったようであったが、収穫後のぶどうの日持ちが
 悪く、ずいぶん捨てた。
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<このときは何も影響なかったようにみえたぶどう畑、9月16日>

小山市内の避難所は
寒川(さんがわ)小学校だけとなり、
現在も22名がここで暮らしている。
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<寒川小学校、10月9日>

体育館のなかにテントを張って生活しています。

写真撮影については、顔や人を写さないといっても、
許可が出ませんでした。

現場で判断できないので、消防本部できいてくれというので
消防本部にもいってみたが、許可できないという。

DSCF9090.jpg
<小山市消防本部、初めて中に入った、10月9日>

すでに、避難所のことは周知している、
1か月となり、避難者にも疲れが
見えている、「だから」撮影許可できない。

ここの「だから」がちょっと、ひっかかる。

別に何のブランドも権限も義務も力もない私ですが、
役人がこうして情報制限をかけるのは
北朝鮮や中国と本質的には変わらないのではないかと、
思うのでありました。


マスコミの傍若無人の報道姿勢も、どうかと思えることがありますが、
自分がこういう立場になるとまた、考えさせられます。

いまや、ひとりひとりがfacebookやブログ、ツイッターなどで
情報発信できる時代とはなっていますが、
このように情報統制がかけられれば、
伝えたいことも伝わらないということも
実感し、新聞記者のような気分に少しだけなりました。

戦場で、写真撮るより、目の前の困った人を助けろという
問題と似ているかもしれません。


当初、農業支援で始めた当プロジェクトですが、
途中大雨による災害が発生し、
当プロジェクトからも水害支援に支出すると決めました。

セブンイレブンの義援金募金箱も9月30日をもって終了しています。

こちらのプロジェクトも10月いっぱいで終了します。
どうかみなさまの応援をお待ちしております。

応援の方には、朝採り新鮮有機野菜や、11月としては珍しい豊水梨などの
プレゼントをご用意しております。



茨城県では450人が避難所暮らし、農業関係被害114億円余、
栃木県全体では100人超、うち小山市が22人、栃木市83人と
茨城に比べたら栃木は小さく見えますが、ひとりひとりにとっては
それぞれ大きな問題です。




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